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動画・画面録画

操作手順を電話で説明するのをやめて、30秒の動画にした — 書き出したら193KBが2.1MBになった

2026年10月13日 / はねつーる編集部 / 読むのに約9分

目次

「受注入力の画面で、登録を押す前に必ずチェックを入れてください」という同じ説明を、電話で何度もくり返している。次からは30秒の動画を渡して済ませたい——という、事務仕事でよくある場面を想定して、HANERec を実際に操作してみました。使ったのは、架空の社内システムを操作した30秒の画面録画(サンプル)です。先に結論を書くと、手間取ったのは目隠しではなく、書き出したあとのファイルの大きさでした。読み込んだときは193KBだった30秒の動画が、編集して書き出すと2.1MBになりました。そこまでを、画面のまま書いていきます。

やること:30秒の手順動画を、そのまま渡せる形にする

手元にあるのは、受注入力の画面を操作しているところを撮った30秒の動画です。渡す前に、次の3つを直す必要がありました。

  • 前後に、何もしていない時間が数秒ずつ入っている
  • 一覧に他社の名前と金額が映り込んでいる
  • 肝心のチェックボックスが小さすぎて、動画では見えない

会社名・担当者名・金額はすべて架空のサンプルです。編集ソフトを入れずに、ブラウザだけでどこまでできるかを試しました。

① 録画の設定を先に見ておく

HANERec を開くと、左に録画する画面、右に設定が並びます。決めるのは「録画するもの」「音声」「マウスカーソル」「画質」「なめらかさ」「保存する形式」「自動で止める」の7つでした。

HANERecを開いた直後の画面。左に録画の案内、右に録画の設定が並んでいる
開いた直後。録画するものは「画面だけ/画面+カメラ/カメラだけ」の3つ。画質は「高画質(文字がはっきり・容量大)/標準/軽め(容量小)」、なめらかさは「30/60/15 コマ/秒」、保存する形式は「自動で選ぶ(推奨)/MP4/WebM」でした。自動で止める時間は「止めない/5分/15分/30分/60分」。

「パソコンの音を入れる」にチェックを入れると、その下に黄色い案内が出ます。ブラウザが出す共有の画面で「システム オーディオも共有」をオンにしないと、音は入らないという内容で、スイッチの見本まで描かれていました。あわせて「ウィンドウ」を選んだときは、ブラウザの制限で入りませんとも書かれています。ウィンドウだけを共有すると音が録れないのは、ツール側では変えられない制限です。

録画を始める操作は、このページの外に出ます:「録画をはじめる」を押すと、そのあとはブラウザが出す共有ダイアログ(どの画面・ウィンドウ・タブを共有するか選ぶ画面)での操作になります。ツールの画面ではないため、この記事にはその画面を載せていません。マウスカーソルを「映す」にしておくと、どこを押しているかが伝わりやすくなる、とページの解説にも書かれています。

② 録画せずに、手元の動画を読み込む

今回は録画済みの動画があるので、下の「録画せずに、編集だけ使う」を使いました。ファイルを選ぶか、ページのどこかに動画を落とすだけです。読み込むと画面が下に伸びて、動画と編集の欄がまとめて出てきます。

HANERecに30秒の動画を読み込んだ直後。動画の下に編集の欄が並んでいる
読み込んだ直後。上の集計は録画時間 00:30 / ファイルの大きさ 193 KB、その右に「読み込んだ動画:操作手順_受注入力.mp4」と出ていました。動画のすぐ下に「このまま保存する/編集を閉じる/破棄する」、さらに下に編集の4つの欄(前後の切り取り・まわりの切り取り・目隠し・拡大)が並びます。

読み込める形式は「パソコンで再生できる形式であること」とだけ書かれています。ページの解説によると、.wmv・.avi・.flv のようにブラウザが開けない形式は、読み込む前に中身の数バイトを見て見分け、変換をすすめる案内を出すそうです。その場合は HANEConv でMP4にしてから戻ってくることになります。今回のMP4はそのまま開けました。

ページを閉じると消えます:編集の欄の下に、黄色い枠で「この動画はこのページの中にしかありません。ページを閉じたり、他のページへ移ったりすると消えます」と出ています。書き出したあとは必ず「保存する」を押す、と先に決めてから始めました。

③ いらない前後を切り取る(30秒 → 25秒)

最初の欄は「いらない前後を切り取る」です。帯の上につまみが2つあり、左が開始、右が終了。つまみを動かすと、その位置の映像が上の動画に出るので、切る場所を見ながら決められました。

いらない前後を切り取る欄。開始00:03、終了00:27、25秒と表示されている
前後を落としたところ。左下に 00:03 〜 00:27(25秒)、帯の左右に「開始 00:03」「終了 00:27」、真ん中に「再生位置 00:27」と出ます。右の「この範囲を見る/ここを開始に/ここを終了に/全体に戻す」で、再生しながら位置を決め直せます。

使えるつまみは開始と終了の2つだけなので、動画の途中だけを抜く「中抜き」はできません。真ん中で言い間違えた場合は、そこで前半・後半に分けて2本書き出すか、撮り直すことになります。

④ 見せたくない部分を隠す(3か所)

3つ目の欄が目隠しです。種類はモザイク・ぼかし・黒く塗る・白く塗るの4つ。種類を選んでから「映像の上をドラッグして追加」を押すと、映像の上に「隠したい場所をドラッグしてください」という案内が出るので、そのまま囲みます。

今回は3か所を囲みました。

どこ枠の大きさ時間
一覧の「顧客名」の列(4行ぶん)695×1283〜28秒
一覧の「金額」の列(4行ぶん)104×1283〜28秒
入力フォームの「金額(税抜)」欄120×3715〜28秒
動画の上に3つの目隠しの枠が置かれ、顧客名と金額にモザイクがかかっている
21秒の位置。枠には番号(1・2・3)が付き、モザイクが書き出す前の動画にそのまま乗って見えます。枠はつかんで動かせて、右下の小さな四角を引くと大きさが変わります。右上の「✕」でその枠だけ消せます。画面の下にある3番の枠は、この欄に数字が入る15秒からにしてあります。

1か所、取りこぼしていました

最初は顧客名の列だけを隠して、それで終わりにするつもりでした。ところが目隠しの見た目が動画にそのまま出るので、再生してみると右端の「金額」の列が素通しのまま残っているのがすぐ分かりました。2番の枠は、それに気づいてから足したものです。

同じように、下の入力フォームの「金額(税抜)」欄は、15秒あたりで数字が入るまで空欄です。ここは1つ目・2つ目と同じ時間にしても困らないのですが、一覧の中で位置が違うので、別の枠が要ります。目隠しの時間の初期値は切り取った範囲まるごと(3〜28秒)なので、3番だけ開始を15に直しました。

目隠し3件と拡大1件の一覧。それぞれの大きさ・時間・倍率が並んでいる
指定した内容の一覧。目隠しは695×128/104×128/120×37の3件で、時間は左から「3〜28」「3〜28」「15〜28」。拡大は1件で 3.0倍/21.0〜24.0秒/ふわっと0.6秒。時間の欄は数字を打ち直せますが、1秒きざみです(拡大のほうは0.5秒きざみ)。
目隠しは焼き付けです:書き出した動画に塗り込まれるので、あとから元に戻せません。ページの注意書きにも「隠し忘れや範囲のずれが起きないことを保証するものではありません。書き出した動画は、外部へ渡す前に必ずご自身で内容をご確認ください」と書かれています。今回のように1か所取りこぼすことが実際にあるので、書き出したファイルを最後まで再生してから渡すのが前提です。編集前の動画も別に残しておくと、やり直しがききます。
また、打ち合わせや研修の画面を録画するときは、参加している方全員の同意を先に取ってください。相手の映像や発言を無断で録画・共有することは、権利の侵害にあたるおそれがあります(これもページの注意書きに明記されています)。

⑤ 小さなチェック欄を拡大する — 縦長に囲むと倍率が落ちる

この動画のいちばん大事なところは、「登録する」を押す前に13×13ピクセルしかないチェックボックスにチェックを入れる場面です。1280×720の動画の中では、まず見えません。

4つ目の欄「一部を拡大して見せる」で、そのチェック欄のまわりを420×60の帯で囲みました。すると一覧に出たのは3.0倍。時間は「いま見ている位置から3秒間」が初期値で 21.0〜24.0秒、切り替えにかける時間(ふわっと)は 0.6秒が入っていました。

気になったのは倍率の決まり方です。動画の幅1280を420で割ると3.05なので、倍率は囲んだ枠の「横幅」だけで決まっているように見えます。確かめるために、形の違う枠を3つ置いてみました。

囲んだ枠一覧に出た倍率
横長(420 × 60)3.0倍
縦長(200 × 300)2.4倍
正方形(300 × 300)2.4倍

縦長の枠は幅200で囲んでいるので、素直に考えれば6.4倍になりそうなところ、出たのは2.4倍でした。正方形(300幅)と同じ数字です。動画の縦横比に合わせて横へ広げられてから拡大される、という動きのようで、縦に細長く囲んでも、その細さのぶんは効きません。大きく見せたいときは、縦ではなく横を詰めて囲む——これが今回いちばん役に立った発見でした。

動きは再生しないと見えません:拡大の欄には「動きは再生すると確認できます」と書かれていて、止めている間は拡大がかかりません。枠を置く位置と見えている場所がずれないようにするため、と解説にあります。一覧の「▶ 見る」を押すと、その前後だけを再生して見え方を確かめられました。
なお、拡大すればするほど、その部分は粗くなります。録画の時点で画質を高くしておくと、拡大したときに文字がつぶれにくいそうです。

⑥ 書き出す — 25秒の動画に25.5秒、193KBが2.1MBに

「この内容で書き出す」を押すと、下に進み具合の帯が出ます。横には最初から「書き出しには、動画の長さと同じくらいの時間がかかります」と書かれていました。

書き出し中の画面。進み具合の帯が39%と表示されている
書き出しの途中。押してから10秒ほどの時点で 39% でした。動画を再生しながら1コマずつ描き直しているので、早送りはできません。上に見えている拡大の指定(3.0倍/21.0〜24.0秒/ふわっと0.6秒)が、このときそのまま焼き込まれています。

実際に測ると、25秒ぶんの書き出しに25.5秒かかりました。表示のとおりです。終わると集計が入れ替わり、こうなりました。

読み込んだとき書き出したあと
長さ00:3000:25
ファイルの大きさ193 KB2.1 MB
右の表示読み込んだ動画:操作手順_受注入力.mp4編集して書き出した動画

長さは③で決めたとおりの25秒(表示は 00:25)です。驚いたのは大きさで、約11倍になりました。切り取って短くしたのに、です。

書き出すと、元の動画の大きさは引き継ぎません:書き出しは「元の動画を再生しながら作り直す」処理なので、できあがるファイルは右の設定で選んだ画質とコマ数で作られます。元が小さく作られていても、その小ささは残りません。ページの解説にも「ファイルの大きさが気になる場合は、画質を『軽め』に、なめらかさを『15コマ/秒』にすると、かなり抑えられます。文字が中心の画面であれば、コマ数を減らしても見づらくなりません」と書かれています。メールに添付して配るなら、書き出す前に画質を下げておくのが正解でした。今回は2.1MBなので、そのまま添付できる範囲ではあります。

あとは「このまま保存する」でパソコンに落として終わりです。渡す前に、最後まで一度再生して、隠し忘れがないかを見ておきます。

できなかったこと

途中を抜く(中抜き)時間のつまみは開始と終了の2つだけです。真ん中のいらない部分を抜くことはできません。前半と後半で2本に分けて書き出すことになります。
文字・矢印・字幕を入れる映像の上に置けるのは、目隠しの枠と拡大の枠だけです。「ここを押します」という吹き出しや、しゃべった内容の字幕を入れる機能はありません。
倍率を数字で指定する拡大の倍率は囲んだ枠の大きさで決まり、一覧には結果が表示されるだけです。「ちょうど2倍」にしたいときは、枠を引き直して数字を合わせにいくことになります。
細かい時間の指定目隠しの時間は1秒きざみ、拡大は0.5秒きざみです。「12.3秒から」のような指定はできません。「ふわっと」だけは0.1秒きざみで、上限は3秒でした。
音の調整音量を変える、一部を消す、といった操作はありません。録るか録らないかだけです。
書き出し中に別のことをする「書き出しの途中はページを閉じたり他のページへ移ったりしないでください」と書かれています。25秒の動画なら25秒、5分の動画なら5分、この画面で待つことになります。
作業の途中保存指定した枠や時間は、ページを閉じると動画ごと消えます。続きからやり直す場合は、保存した動画を読み込み直して、枠を置くところからになります。

今回は使いませんでしたが、「まわりを切り取る(表示する範囲)」という欄もありました。画面全体で録ってしまったあとから、必要な部分だけの動画にできます。拡大と組み合わせたときは、切り取ったあとの範囲の中だけで拡大される、と解説に書かれていました。

データがどこにあるか

今回の作業は、すべてブラウザの中だけで終わっています:HANERecは、録画した映像も、読み込んだ動画も、サーバーへ送りません。設定パネルの下にも「録画はすべてお使いのパソコンの中で行われます。映像も音声もサーバーへ送信されません」と書かれています。読み込みのほうにも「選んだ動画は、このパソコンの中だけで読み込まれます。サーバーへ送信されることはありません」とあります。社内システムの画面が映り込んだ動画を扱うので、ここは先に確かめておきたいところでした。
はねつーるの中でサーバーと通信するのは、HANEYubin(郵便番号の検索)と、HANEPDFの5つの機能(文字を保持した圧縮/Word変換/パスワード保存/スキャンPDFの文字起こし/ページに文字を追加・書き換えて保存するとき)だけです。プライバシーポリシーもあわせてご覧ください。

かかった時間

やったこと時間
録画の設定をひととおり読む2分
動画を読み込む10秒
前後を切り取る(30秒→25秒)1分
目隠しを3か所置く(1か所は取りこぼしに気づいて追加)4分
拡大を置いて、倍率の決まり方を確かめる5分
書き出し26秒(実測25.5秒)
書き出したファイルを最後まで見て、保存2分

画面の前での作業は15分ほどでした。そのうち5分は「縦長に囲んだのに倍率が上がらない」のを確かめるのに使っています。ここを一度見ておけば、次は枠を1回で決められます。同じ説明を電話で3回すれば15分は超えるので、2回目からは元が取れる計算です。

次回への申し送り

  • 撮る前に、映り込むものを決めておく。一覧に他社の名前と金額が出ている画面なら、あとで隠す枠が2つ要る。「ウィンドウだけを共有する」を選べば、そもそも映り込みが減る(ただしパソコンの音は録れなくなる)。
  • 目隠しは、置いたあと必ず再生して見る。今回は顧客名だけ隠して安心し、右端の金額を残していた。枠は動画にそのまま乗って見えるので、再生すれば気づける。
  • 欄の位置が変わるものは、別の枠にして時間を入れる。目隠しの時間の初期値は、切り取った範囲まるごと。途中で数字が入る欄は開始を直す。
  • 拡大は「横を詰めて」囲む。縦に細長く囲んでも倍率は上がらない(200×300で2.4倍、420×60で3.0倍)。動画の縦横比に合わせて横へ広げられる。
  • 拡大の見え方は、止めていると分からない。一覧の「▶ 見る」で、その前後だけ再生して確かめる。
  • 配る前に、画質を落としてから書き出す。書き出すと元の大きさは引き継がず、設定した画質で作り直される。今回は193KB→2.1MB。文字中心の画面なら「軽め」「15コマ/秒」で足りる。
  • 書き出しの時間は、動画の長さと同じだけ見ておく。25秒で25.5秒。5分の動画なら5分、席を立てない。編集が要る部分だけ先に切ってから書き出すほうが早い。
  • 編集前の動画も残す。目隠しも拡大も焼き付けなので、書き出したファイルからは戻せない。やり直す可能性があるなら、読み込んだ元のファイルは消さない。
  • 書き出したら、その場で保存する。ページを離れると消える。保存し忘れると、枠の置き直しからやり直しになる。

動画そのものが社内で開けない形式だったときは HANEConv でMP4にしてから読み込めます。画面に出ている番号や文字を打ち直したくないときは HANECopy、手順書のほうを作るなら HANEPDF が使えます。ほかのツールはトップページの一覧から探せます。

この記事で使ったツール
公開日:2026年10月13日 / カテゴリー:動画・画面録画  / タグ:画面録画、動画編集、モザイク
この記事は、はねつーるのツールを事務仕事でよくある場面に当てはめて使ってみたものです。出てくる会社名・担当者名・書類・金額はすべてサンプルで、実在しません。画面はいずれも実際にツールを操作して撮ったものですが、仕様は改善にともなって変わることがあります。
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