年賀状じまいの文例 年代別・相手別に選んで縦書きで印刷
年賀状じまいは「これまでのお礼」「年賀状を控えること」「これからもお付き合いを続けたい気持ち」の3つを書けば失礼になりません。最後の年賀状に書くなら12月の投函に、前もって知らせるなら11月〜12月上旬に届くように出します。文例を選んで差出人を入れると、はがきの裏面が縦書きでできあがります。
年賀状じまいの文例
「この文例で作る」を押すと、上の欄に読み込まれます。見本の日付は「元旦」です。挨拶状・寒中見舞いの文例では、日付を「十一月」「一月」などに選び直してください。
1. 基本の文例(最後の年賀状に書く)
相手を選ばず使える、ていねいな形です。
謹んで新春のお慶びを申し上げます
長年にわたり温かい年始のご挨拶をいただき
心より御礼申し上げます
勝手ながら年賀状でのご挨拶は
今年を区切りとさせていただくことにいたしました
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです
令和9年 元旦
2. 60代(還暦・定年を機に)
還暦や退職などの節目を理由にする形です。
謹んで新年のご祝詞を申し上げます
昨年 還暦を迎えたのを機に身の回りを見直し
年賀状によるご挨拶は本年をもちまして
失礼させていただくことにいたしました
皆様とのご縁はこれからも大切にしてまいります
お近くにお越しの際はどうぞお声がけください
令和9年 元旦
3. 70代(筆をとるのが難しくなって)
年齢を重ねて書くのが負担になってきたことを、さらりと伝えます。
新春のお慶びを申し上げます
古希を過ぎ 賀状をしたためるのも難しくなってまいりました
勝手ながら 年始のご挨拶状は今年かぎりとさせていただきます
長いあいだ本当にありがとうございました
皆様のご健康とお幸せを心よりお祈りしております
令和9年 元旦
4. 80代(高齢のため)
ご本人の名前で出すときも、家族が代わりに出すときにも。電話など、これからの連絡のしかたを添えます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます
八十路を迎え ご挨拶状を書くことが難しくなりました
まことに勝手ながら 本年をもちまして
年賀状を控えさせていただきます
長年のお心づかいに深く感謝いたしております
お電話でのお便りはいつでも嬉しく待っております
令和9年 元旦
5. 友人へ
親しい相手には、やわらかい言葉で。これからの連絡のしかたを書いておくと安心です。
あけましておめでとうございます
毎年の年賀状 本当にありがとう
来年からは年賀状をお休みすることにしました
これからはメールやLINEで近況を伝え合えたら嬉しいです
また会える日を楽しみにしています
令和9年 元旦
6. 仕事関係へ(退職を機に)
元の上司・同僚・取引先など、仕事でお世話になった方に。
謹んで新春のお慶びを申し上げます
在職中は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございました
昨年の退職を機に 年始のご挨拶は本年をもちまして
控えさせていただくことといたしました
皆様のますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます
令和9年 元旦
7. 取引先へ(会社として年賀状をやめる)
会社の年賀状を取りやめるとき。差出人には社名・部署・代表者名を入れます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
弊社では誠に勝手ながら 年賀状による年始のご挨拶を
本年をもちまして控えさせていただくことといたしました
今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます
令和9年 元旦
8. 親戚へ
なかなか会えない親戚に。これからも様子を知らせ合いたい気持ちを添えます。
あけましておめでとうございます
皆様お変わりなくお過ごしのことと思います
私どもも年を重ね 年賀状は今年で
ひと区切りとすることにしました
これからはお電話やお手紙で
ときどき様子を知らせ合えたら嬉しいです
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
令和9年 元旦
9. 年賀状の前に出す挨拶状(11月〜12月上旬)
相手が年賀状を用意する前に知らせる、いちばんていねいな形です。日付は「十一月」か「十二月」を選んでください。
寒さが日ごとに増してまいりました
皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか
さて 私どもも年齢を重ねましたので 誠に勝手ながら
来年より年始のご挨拶状を
控えさせていただくことにいたしました
長年にわたるご厚誼に心より感謝申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
令和9年 元旦
10. 寒中見舞いで伝える(年賀状をいただいたあとに)
松の内が明けてから立春までに。日付は「一月」を選んでください。
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状をいただき ありがとうございました
ご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます
さて 勝手ながら今後は年始のご挨拶状を
控えさせていただくことにいたしました
これからも変わらぬお付き合いをお願いいたします
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
令和9年 元旦
年賀状じまいに書くこと
- これまでのお礼長年やりとりしてくれたことへの感謝を最初に伝えます。
- 年賀状を控えること「誠に勝手ながら」などの言葉を添えて、やわらかく伝えます。「今年でやめます」だけでは冷たく受け取られがちです。
- 差しさわりのない理由年齢・体力、還暦や退職などの節目、身の回りの整理など。くわしく書く必要はありません。
- これからもお付き合いを続けたい気持ち縁を切るのではないことがわかるように、電話・メール・LINEなど、これからの連絡のしかたを添えます。
- 皆様に同じように出している「皆様へ」のような書き方にすると、その人にだけやめると誤解されにくくなります。
年賀状なので、このページの文例も句読点を使わず、区切りは空白や改行にしています。「去年」ではなく「昨年」と書きます。
出す時期は3通り
| 前もって挨拶状で | 相手が年賀状を用意する前の11月〜12月上旬に届くように。いちばんていねいとされます |
| 最後の年賀状に書く | ふつうの年賀状と同じ時期に。2027年(令和9年)用は日本郵便の引き受けが12月20日から、元日に届ける目安は12月27日までの投函です |
| 寒中見舞いで | いただいた年賀状へのお返しとして、松の内(多くは1月7日まで、地域によって15日まで)が明けてから、立春(2月4日ごろ)までに届くように |
年代ごとの理由の選び方
| 60代 | 還暦・定年退職・子どもの独立などの節目。「身の回りを見直して」とすると前向きに伝わります |
| 70代 | 古希・喜寿などの節目、書くことが負担になってきたこと |
| 80代以上 | 高齢のため。家族が代わりに出すときは、差出人に本人の名前を書き、電話など連絡できる方法を添えます |
手書きで添えるひとこと
印刷した文面の余白に、相手に合わせたひとことを手書きで添えると、気持ちがぐっと伝わります。
- 友人へ:「これからは電話で声を聞かせてね」「近いうちにお茶でもしましょう」
- 恩師・目上の方へ:「長いあいだ本当にお世話になりました」「どうぞお体を大切になさってください」
- 仕事でお世話になった方へ:「在職中のご指導は今も励みになっています」
- 親戚へ:「お盆にはまた顔を見に行きます」「皆さんによろしくお伝えください」
やめたあとに年賀状が届いたら
行き違いで届くことはよくあります。気になる相手には、松の内が明けてから寒中見舞いでお礼を伝えると、改めて年賀状じまいを知らせることもできます(上の「寒中見舞いで伝える」の文例)。年賀状が唯一の連絡手段だった相手とは、電話番号やメールアドレスを交換しておくと、疎遠になりにくくなります。
ふつうの年賀状は年賀状の文例、宛名は宛名印刷でどうぞ。
よくある質問
年賀状じまいはいつ出せばいいですか
前もって知らせるなら、相手が年賀状を用意する前の11月〜12月上旬に届くように出します。最後の年賀状に書くなら、ふつうの年賀状と同じ時期です。間に合わなかったときは、松の内が明けてから寒中見舞いで伝えます。
年賀状じまいは失礼になりませんか
これまでのお礼と、これからもお付き合いを続けたい気持ちを添えれば、失礼にはあたらないと考えられています。「誠に勝手ながら」などの言葉でやわらかく伝え、電話やメールなど、これからの連絡のしかたを書いておくと安心です。
理由は書いたほうがいいですか
短く添えると相手が受け止めやすくなります。年齢・体力、還暦や退職などの節目、身の回りの整理など、差しさわりのない理由で十分です。くわしい事情を書く必要はありません。
一部の人にだけ年賀状じまいをしてもいいですか
かまいません。ただし同じ仲間うちで出す人と出さない人が分かれると、気まずくなることがあります。文面を「皆様へ」とすると、その人にだけやめたと受け取られにくくなります。
LINEやメールで年賀状じまいを伝えてもいいですか
ふだんLINEやメールでやりとりしている相手なら、それで伝える人も増えています。目上の方や仕事関係、SNSを使わない方には、はがきで伝えるほうがていねいです。
ご利用にあたって文例は一般的なマナーにもとづく目安です。地域や宗教・宗派、相手との関係によって、ふさわしい書き方が違うことがあります。